[人と、地域と、いつも近くに。魅力かがやくプロジェクト]鹿児島県志布志市の茶園での体験をヒントに完成!伊藤園コラボ商品開発ストーリー

九州沖縄フェア2024の限定商品『Panest おもち抹茶』と『Panest 抹茶ドーナツ』が販売されます。
今回、お〜いお茶でおなじみの株式会社伊藤園で茶葉の仕入業務をしている横道さまへのインタビューと、商品に使用した抹茶を生産している鹿児島県志布志市の茶園を代表して株式会社堀口園さまへお伺いして、お茶への理解を深めながら商品開発に取り組みました。

※なくなり次第販売終了となります。

01 お茶の歴史や文化について取材しました!日本でのお茶の始まりから、品種や産地の違いや美味しい淹れ方まで、伊藤園 横道さまへお話をお伺いしました。

お茶は古くから日本に根付いた飲み物のイメージですが、いつから飲まれているのですか?お茶の歴史について教えてください。
奈良・平安時代に唐から最澄、空海らがお茶の種子を持ち帰り、それを滋賀に植えたと言われております。※諸説あります。鎌倉時代に栄西禅師が著した日本最古の茶書「喫茶養生記」にお茶の飲み方などが記されていることから、この時期にお茶が飲まれ始めたのではないでしょうか。また、室町時代に千利休がわび茶を大成させたことで知られておりますね。
なるほどですね!最近、日本茶は海外で大変人気で飲まれておりますが、いつごろから輸出されはじめたのでしょうか?
1610年頃から始まったと言われております。今では、抹茶を中心に欧米に向けて約6,000tほど輸出していますね。国内の百貨店でも外国人の方が抹茶や玉露を購入していて、大変人気のようですね。
近年の外国人の方への人気は、目を見張るものがありますよね!また、日本でも日本茶が大変人気でコンビニでも定番商品となりました。ここまで人気になった経緯は、どう考えられますか?
日本の食文化が大きく関わっていると思いますね。だしを活かした繊細な味と、日本茶がピッタリ合うんでしょうね。お茶に合った食事も作られているとも言われておりますよ。健康志向の高まりもあると思います。
そう聞くと、お茶を飲みたくなってきました。お茶の美味しい淹れ方を教えてください! 種類によって変わりますかね?
特に、お茶の種類とお湯の温度によって味が変わりますね。一番茶・二番茶・三番茶・秋冬番茶とありますが、お茶の種類に合わせてお湯の温度を調節すると、それぞれの良さが出ますよ!。
私たちは、鉄道に近いところで仕事をしておりますが、鉄道とお茶にはどのような関係がありますか?どのように鉄道で飲まれてきましたか?
鉄道や新幹線での車内販売との関係が深いでしょうか。
長旅には「お弁当とお茶」というのが定番ですが、昔の車内販売で売られていたポリ容器のお茶はご存知ですか?
今はコンビニで販売されているように冷たいお茶が一般的ですが、当時は温かいお茶が定番でした。
ポリ容器で温かいお茶が提供されて大変人気でしたよ!
1985年からは缶入り煎茶に変わっていきましたね。
わたしも新幹線でお弁当のお供はいつもお茶です!
日本のお茶といえば静岡のイメージですが、他にも有名な産地がありますか?
また、産地による特徴などあったら教えてください!
今は静岡と鹿児島が多いですね。
2県で全国シェアの約7割を占めています。どちらも寒暖差があり降水量もある気候で、育てやすいのでしょう。
お茶の一大産地でもある静岡は、昔から作られている「やぶきた」という品種が多いです。
やぶきたは、渋みのあるお茶本来の味を楽しめます。沿岸部は蒸し時間が長い深蒸し、内陸部は浅蒸しと、日照時間の違いに合わせて工程を変えているのも特徴です。
鹿児島は、「ゆたかみどり」や「さえみどり」などいろいろな品種がありますが、「かぶせ茶」という被覆栽培のお茶が特徴です。
  「遮光ネット」と呼ばれる黒い布をかぶせて光を遮ることで、カテキン・タンニンが変化し、旨味が強く苦渋みが少ない飲みやすいお茶になります。
  若い方には鹿児島のお茶が好まれる傾向があるようですね。
なるほど、お茶といえば静岡のイメージでしたが、最近は鹿児島も産地として有名なのですね! 
ますます、お茶への理解が深まりました。
この度は、たくさんの質問にご回答いただきまして、ありがとうございました!

実際に茶園にお伺いしてお茶の魅力を確かめてみよう!

02 いざ、抹茶の茶葉の産地へ お茶農園へ訪問!

今回、商品に使用した抹茶を生産している鹿児島県志布志市の茶園のひとつである「堀口園」さまへ訪問し、茶葉づくりについてのお話を堀口社長にお伺いしました。
九州地区の日本茶の産地の特徴はありますか?
鹿児島県の場合はお茶がよく育つので、摘採時期がかぶらないように早生から晩生まで、幅広い品種を育てております。そのため、嗜好にあわせて、色・香・味の豊富なバリエーションを楽しんでいただけるところが特徴だと思います。
九州のお茶の生産が増えているのは、何か特別な取り組みをしているからですか?
お茶が育ちやすい環境なのはもちろん、平坦で広大な茶畑が多いからでしょうか。また、インフラの整備や霜の被害を防ぐスプリンクラーなどの整備を行政から協力いただいたおかげで、安定したお茶の生産ができているからだと思います。
煎茶と抹茶の育て方や製造工程にどのような違いがありますか?
育て方の違いは、煎茶は芽を日光に当てながら育てますが、抹茶は色のりが良くなるまで遮光ネットを被せて育てます。製造工程の違いは、煎茶は葉を摘んで蒸した後にしっかり揉み込みをしますが、抹茶は蒸した葉を全く揉まずに乾燥します。その結果、煎茶は急須で淹れたときにしっかり味が出ますし、抹茶は緑色が濃く旨味が強くなります。
志布志市産抹茶はどのような特徴がありますか?
志布志市産抹茶は、さまざまな品種で抹茶を作ることができるのと、被覆栽培や新芽の数をコントロールし、重量の大きい芽を栽培しているので、旨味が強く色が濃い抹茶になるのが特徴ですね。
今回はたくさんの茶葉づくり体験をありがとうございました!

伊藤園さまへの取材や堀口園さまの茶園での体験からお茶や抹茶への理解を深め、試行錯誤をして、ついに新商品が…

完成!志布志市産抹茶を使った今回のコラボ商品はコチラ!

※なくなり次第販売終了となります。

〈 商品開発担当者から 〉志布志市産抹茶の濃く鮮やかな緑色と甘味を楽しんでもらいたいと思い商品を開発しました。それぞれ異なる抹茶の味わいをどうぞお楽しみください!
これは納得!伊藤園 横道さま / 堀口園 堀口社長
九州沖縄フェア2024 トップに戻る